ヘルプマークとは?認知度を高めて協力を

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ヘルプマークに関して世の中にはまだまだ認知度が低いことは事実です。ヘルプマークをバッグやリュックなどにつけていたとしても一般の人は、「赤い大きなキーホルダーだ」とか「何だろう?」と思うくらいで気にも留めない人がいるでしょう。

もちろん知っている方もいるのですが、比率的には少ないかもしれません。

この記事を見てくださっている方もヘルプマークとは何なのか調べたのかもしれません。
これから詳しく説明していきます。

ヘルプマークって何?

ヘルプマーク(Help Mark)とは、その名の通り「助けを求めるマーク」です。日常や社会的生活で支援や協力を必要としている人が身につけるものです。

ヘルプマークの歴史

ヘルプマークは、2012年10月から配布が始まりました。
その後電車やバス車内の優先席などにステッカーが貼られるようになりました。

少しずつ世の中に浸透しているもののまだまだ知らない人も多く、認知度を上げていくにはもう少し時間がかかりそうです。

どんなマーク?

バックは赤色で、白い十字とその下に白いハートが描かれています。
デザインは、日本グラフィックデザイナー協会が協力したそうです。

どのようなものが配布されている?

一般的な、ヘルプマークには2種類があります。

・ヘルプマーク

先ほども説明したものと同様のヘルプマークです。

材質はシリコン性です。
版部分には、白い十字架の下に白いハートマークが描かれています。

ストラップが付いています。

・ヘルプカード

下の画像がヘルプカードです。
こちらは群馬県のヘルプカードですが、おもて面にご当地のマスコットキャラクターのぐんまちゃんが描かれています。

地域によって絵柄やデザインは違います。

他にも自治体によっては、SOSカードや防災手帳というようなものを作成しているそうです。

使い方

持ち歩くヘルプマークには、一般的なものとして2種類があります。

ヘルプマーク:

周囲の人に自分の存在に気づいてもらえるようにカバンやリュックなどの目立つ位置に身につけて持ち歩きます。

パッケージの中には説明書とシールが同梱されています。

シールをマークの裏面に貼り付けて、症状や名前、住所、緊急連絡先などを記入して持ち歩きます。

ヘルプカード:

ヘルプカードは、専用のケースとストラップがついているので、カードをケースに入れて、それをカバンやバッグに取り付けて持ち歩きます。こちらも同様裏面などに詳細を記入する箇所があります。

材質

ストラップ付きのヘルプマークの材質は、手に馴染みやすいシリコン製です。マークをバッグやリュックにつけたりするので、周囲のものに傷をつけてしまわないことや人にぶつかった時や転んだ時に怪我をしないように配慮されているのかもしれませんね。

サイズ

縦:約89mm(8.9cm)
横:約53mm (5.3cm)
厚さ:約2mm

どんな人が身につけるの?

一番最初の「ヘルプマークって何?」というところで少しだけ触れましたが、「内部障害、難病、精神障害、義足、人工関節を使用されている方や妊娠初期」というような何かの支援や援助を必要とされている方がヘルプマークを身につけます。

ただ、障害というものは、外見だけで判断できないことも多いです。そのような場合に、どんな障害を持っていたとしても、ごく普通の人と外見上は、全く変わりないのです。そのような方々もヘルプマークを持ち歩いています。

ヘルプマークを持つ意味は?

電車やバスの中で立っている状況が辛い状況や発作症状が起きた場合、また自然災害、防災が起こってしまった時に身につけていれば優先的に支援をしてもらえる可能性が高くなります。自分の身に何か起こってしまった時の自己防衛するための必需品と言えます。

知らない人も多い

マークの配布が開始されたのは2012年からなので、ヘルプマークというものを知らない人はまだまだ多いです。ちなみにですが、私の知人に聞いてみたところほとんどの人が知りませんでした。

周囲の方がヘルプマークに気づいたら

バスや電車で見かけた場合には、積極的に声をかけて席をゆずるなど思いやりのある行動が必要です。

認知度を高める必要性

ヘルプマークを知ってもらう必要性は確実にあるでしょう。日常生活の中で支援を必要とされている方々に緊急事態が起こってしまう場合があります。それが電車の中、自然災害、防災など様々なことが想定されます。

そのようなことが起きてしまい、誰もヘルプマークの存在を知らなければ気づかないで通り過ぎてしまう可能性があります。

積極的に持ち歩くことも重要

一般的に認知度を高めるには、何かで大きく報道されたり、SNSなどで拡散されないと難しいことです。積極的に身につけることで、「あれはなんだ?」というような疑問が生まれて少しずつ広がって最終的には大きくなっていく可能性があります。そのためにも、積極的に持ち歩くことが大切なのかもしれません。

認知度が高まったことによる懸念

認知度が高まったことでいくつか懸念もあります。一つは付けている人に対しての過剰反応です。例えば、席を譲る際に声を上げてしまって逆に目立ってしまうことがあります。精神疾患を患っている方は目立ちたくないと思っている方もいるでしょう。そっと静かに席を譲ることが大切です。

また、席を譲られるような配慮は求めていない方もいるので、大げさな気遣いは相手を困惑されてしまう場合もあります。

二つ目に上げられるのは、ヘルプマークを利用した悪用です。これを身につける方々は、日常生活で何か援助を必要とされている方々です。ですが、ヘルプマークを利用して身体的、金銭的支援を受けようとする人が少数ですが、いるかもしれません。電車の中でこれを付けていれば座れる、金銭目的による犯罪、痴漢なども考えられるのです。弱い立場を利用してメリットを得ようとすることは悪質な行為です。

さいごに

ヘルプマークは、まだまだ認知度が低いでしょう。

今後、少しずつ広まっていき周囲の方々が思いやりを持って、ヘルプマークを持つ方々と共に住みやすい社会が作られていくことを願っています。

認知度を拡大させられるように、私自身、今後もこのような記事を書いて何かできることをしていきたいと思っております。

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