ヘルプマーク悪質転売「なぜ売り、なぜ買うのか？」

ヘルプマークは、身体的、肉体的障害があったり、妊娠初期のような援助が必要とされている方が身につけるものです。そんなヘルプマークが転売されているのを見つけてしまいました。

最近では、転売ヤーなんて言葉もニュースで良く聞きます。他の商品を転売をする行為は違反ではないのかもしれません。

ですが、無料で簡単に手に入ってしまうヘルプマークを利用した商売は、どうなのでしょうか。

ヘルプマークの転売されている場所、問題点などに関して、詳しく説明していきます。

ヘルプマークの転売OK？

もちろんダメです！
禁止行為です。

各自治体や福祉保健局のルールや規約に「ヘルプマークの転売は認めていません。」という言葉がはっきりと記載されております。

ヘルプマークを利用して金銭を得ようとすることは、人の心を利用する最低な行為です。

どこで転売されている？

オークションサイトでヘルプマークの正規品が複数個販売されているようです。

相場は？

オークションサイトで販売されていたり、売れてしまっているものの値段はおおよそで下記のようになってました。

実際に売れてしまっているものも数多くありました。

ハンドメイドも

実際には、本物のヘルプマークとは言えませんが、「ヘルプマーク」で検索してみるとフリマサイトでは、ハンドメイドも多数販売されています。可愛い絵柄、缶バッジ、キーホルダー、キャラクター商品まであるようです。ヘルプマークの意義の崩壊や著作権もあり問題は山積みです。

どんな人が販売しているのか

これに関しての詳細は、残念ながら調べられませんでした。私の個人的な考察ではありますが、説明致します。

まず複数個を手に入れる方法として、各自治体を色々と回り様々な窓口で受け取っているのかもしれません。販売している方は生活困窮者、お小遣い稼ぎなどの目的が考えられます。
送料だけを受け取っているのならばヘルプマークを受け取りに行けない人のためのボランティアとして行なっている人もいるかもしれません。正直、値段の相場を見た感じでは、そのような人はいないような気がします。

何かの目的として需要があるので、転売が横行してしまうのでしょう。

様々なことが考えられますが、いずれにしても転売や販売することは禁止行為です。

転売品を購入する人

こちらも詳しい事情は分かりません。
憶測になってしまいますが、自治体に足を運べない入手困難者、単純に欲しいと思った人、興味本位など理由は様々でしょう。

いずれにせよ売れてしまっている商品はたくさんありました。

何か購入しなければならない理由があることは間違いありません。

問題点

転売されることによって多くのリスクが不安視されます。

分かりやすいように自分なりにリストにしてみました。

問題になってしまう点はこれだけではないですが、転売されることによって必要のない人までが持ってしまう可能性があります。ヘルプマークの転売がなくならない限り、リストに書いて問題点は今後も払拭されないかもしれません。

転売品を見つけたら？

転売や違反行為を発見した場合には、サイト運営側に連絡をすれば、もしかすると対応していただけるかもしれません。

会社によって対応は違ったりします。また、企業は、毎日のように他の商品や出品者、落札者に関して様々な要件で大量の連絡に追われているでしょう。連絡したからといって確実に削除をしてもらえるかは、今のところ不明です。

それでも連絡をしてみる価値はあるのかもしれません。

さいごに

ヘルプマークは本当に支援や援助を必要としている方が身につけるものです。

保健局などのホームページに転売は禁止というような記載がはっきりとございます。ヘルプマークを転売する行為はルール違反となります。

ヘルプマークは自己申告のみで、簡単に手にすることができるのは、プライバシーの問題での利点もあります。しかしながら、こうした転売目的に利用されてしまう点では、大きな問題でしょう。

受け取りの代理人を頼めない人、緊張や難病を抱えていて足を運べない人がこのような転売品を購入してしまう懸念もあります。

現在では、すべての転売品を撲滅することは困難な状況にあります。

各自治体の体制やヘルプマークの意義というものをしっかり整備して対象者に簡単で効率的、かつ安全な方法で行き渡るようにする必要があるのかもしれません。