緊張する面接の乗り切り方

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どんな人でも人生で一回、二回以上は、経験する面接。進学、アルバイト、転職や就職活動など面接を避けて通ることは難しいです。本番前には、緊張しすぎて眠れなかったり、逃げ出したくなる気持ちもありますよね。ですが、今回書類選考などで通ったのは、一生に一度のチャンスかもしれません。出来るだけリラックスしてチャレンジできるならそれに越したことはありません。

どのようにすれば本番で、緊張せずに落ち着いて受けられるか一緒に考えていきましょう。

緊張するのは、自分だけじゃない

まずはじめに言いたいことがあります。面接で緊張する人は、自分一人ではないということです。周りの面接を受けに来ている人の多くが、不安に感じているはずです。実は、面接官も緊張しているかもしれません。

覚えておいていただきたいことは、どんな状況であっても条件はみんな同じだということです。

どんな人でも緊張します。

反復練習

スポーツでも同じことが言えますが、毎日の練習の積み重ねは重要です。面接というものは、基本は同じです。同様のことを繰り返し練習をすることで一連の流れをマスターすることができます。まずは、身体で覚えることから始めてみてください。

応用を利かす

先ほどよりも、少しレベルアップした内容です。イレギュラーな質問が飛んできても対処できる力を身につけることです。面接の練習時に、様々な質問をしてもらうのも良いでしょう。イメージトレーニングするというのも効果があります。どんな質問にも適用できる応用力は、自分の自信にもつながります。

家族や知人、上司や部下、先生などとコミュニケーションを取る時には、普段練習をして話すわけではありませんよね。皆さんも日々の会話が上手にできているはずです。そんな何気ない会話も面接に生きてくるのです。

早めの準備を!

前日までの期間に、面接の準備をしっかりしておきましょう。基礎である、自己紹介、待ち時間、入り方から退室まで一連の流れというのは、本番当日に全く分からなければ恥ずかしい思いをしてしまいます。面接でのマナーというものは、たくさんあります。

入室時のノックの仕方、入室したらどの位置に立って何を言えば良いのか。いつのタイミングで着席したら良いのか、面接終了時に立ち上がった時に挨拶をしたり、お辞儀はいつすれば良いのか。ドアの閉め方などたくさん覚えておかなければいけないことがあるでしょう。そういった細かい点も面接では、評価されてしまいます。質疑応答だけの練習に集中してしまい、意外と基本的な練習を忘れがちです。必ず確認しておきましょう。

また、身だしなみ、頭髪や服装は面接官の目につきやすいです。業種や面接官によって考え方は違いますが、清潔さは、好印象を与えるでしょう。稀に、自分の個性を出したり、独自性があることが良い印象を与える場合があります。ですが、それは例外です。基本的に多くの企業や学校は、「清潔感と誠実さ」を求めるはずです。個性や独自性のアイデアというのは、面接中の会話で相手に伝えられますので、身だしなみはきっちりとして出かけましょう。

髪型を綺麗にしたり、スーツの袖のボタンは、ちゃんとかかっているか。糸にほつれはないか、シャツにアイロンをかけたり、洋服やスーツ、学生服などが汚れていないかのチェック。

私服だとしても、その会社やアルバイト先に合った服装か、というようなことを前もって確認しておくことをおすすめします。筆記用具などの必需品を準備したか、時間帯によっては、お昼休憩を挟んでしまうかもしれません。お弁当が必要な場合があります。また、日程の確認をしておきましょう。台風のような天候の影響で日程変更がある場合があります。

前日の夜に気づいたりすると焦ってしまい、どうしようもできなくなり、ストレスになります。早めの準備が大切です。

一連の流れや身だしなみのおさらいをしておきましょう!

  • 持ち物は前もって購入
  • ドアのノックを忘れない
  • 待ち時間にすること
  • 入室時にすること
  • 入室した時の立ち位置
  • 終了時の立ち位置
  • 挨拶の仕方
  • 身だしなみの確認
  • 服装に問題がないかのチェック(汚れや糸のほつれなど)

企業や学校を調べる

入ろうとしている、会社や学校に興味を持っていることでしょう。しっかりとした理由がなくて、なんとなくで決定して応募する方もいるかもしれませんが、それでも下調べは行うべきです。面接官は、なぜここを受けようと思ったかという強い動機を知りたいはずです。

倍率の高い人気の大手企業や有名な学校へ合格するためには、面接官の感情を動かすような動機が必要かもしれません。ですが、どんな企業や学校でもそこに行きたい、そこじゃなきゃダメという理由が欲しいと思います。最近の世の中では、スマートフォンやインターネットの普及から情報を集めるのはそこまで難しいことではありません。ぜひ、パンフレットやホームページ、サービスや製品などを検索して会社や学校について細かいところまで目を通して、自分なりの動機を見つけてみてください。

もしかすると、「パンフレットやホームページを閲覧しましたか?」と質問されるかもしれませんよ。チェックしておけば聞かれても困らずに、しっかり答えられますね。

面接に慣れる

考えるだけで不安に感じるのに、慣れるというのは、難しいと感じてしまうでしょう。ですが、何度も繰り返して面接を受けることによって少しだけでも慣れてしまうこともあります。就活や進学時期には、連続して面接を受けに行かなければいけないかもしれません。実は、それが良い影響をもたらしているのです。何度も受けにいくことによって不安や緊張を忘れてしまうこともあります。

最近では、リモートワークやテレワークでスカイプ、Zoom会議というようなツールが話題となっています。まだ一般的に広がっているのか分かりませんが、実は、オンライン上で模擬面接が受けられるんです。Web面接(オンライン面接)は、パソコンとWi-Fiのようなネット環境があればできます。また、就活と転職向けのサイトがほとんどですが、今後は学生向けの面接対策サイトなんかも出てくるかもしれません。こういった方法でも面接練習ができたりしますよ。参考にしてみてください。

質問を予測

面接官の質問を予測することは、緊張を和らげることができます。例えば、長所、短所、今までの経験、最近のニュース、時事ネタなどは、当然のことながら聞かれそうですよね。特に、ニュースは日頃から観ていないと答えられないことがあります。1つ、2つの話題に絞って、現在の社会の状況を頭に入れておいてください。

もちろん何を質問をされるかは、職種や学校によっても違いますが、ある程度の予測はできます。それが、当たれば「きたっ!」という感じで嬉しいですよね。面接に対するテンションが一気に変わりますよ。

過去の質問をサーチする

中学、高校、大学、専門学校、企業で過去に出題された試験での問題が赤本や過去の履歴から調べられるように、面接の質問も多少ですが、知ることができるかもしれません。

ネット掲示板、ソーシャルネットワークなどでどんな内容があったか情報を調べられることがあります。また、先輩やOB、OGの方に聞いてみるのもおすすめです。私も高校のAO入試の前に、先輩や知人の両親にお話を聞いたことがあります。同じ質問がされるかは、もちろん分かりません。ですが、もし同じ質問がされた時に、簡単に答えられますよね。そうでなくても質問の傾向から似たようなことを聞かれる可能性もあります。知っておくのと知らないのでは、大違いです。

頭の整理をする

待ち時間に色々と考えてしまうことがあります。面接会場には、多くの人がいてリラックスができない人もいます。もし、どうしても頭の中がぐちゃぐちゃになってしまうほど落ち着かないようなことがあれば外に出て少し歩いてみたり、綺麗な空気を吸いに行くのも良いでしょう。外に出てはいけない場合もありますが、許可されている時には、気分転換するという方法もあります。

コミュニケーションを楽しむ

皆さんは、スピーチやプレゼンテーションを行う場合に、知っている人の前か知らない人の前で話すのに対してどちらが緊張しますか。圧倒的に後者が多いと思いますが、一概にそうとも言えません。緊張を抱えやすい方は、どちらも同じなんです。

どちらの場合にも会話を楽しむということを自分で作り出す努力してみてください。

面接官と自分の波長が合えば一番最高です。しかしながら、家族や友人ではないので、そういった会話が弾むようなことは、実際には難しいでしょう。でも、緊張する場面ですが、コミュニケーションを楽しむことはできるかもしれません。それは、友達感覚の楽しみではなくて、相手の質問に対して夢中になって答えることです。言葉のキャッチボールです。会話に集中ができれば緊張してることなんて忘れてしまうと思います。

気づいたらいつの間にか終わってたということが多いです。

面接時間は、20、30分くらいで長く感じるかもしれませんが、実際やってみると本当に一瞬の出来事のように感じます。これは、私の実体験です。

自分のペースで

話し方は、人によってそれぞれ違いがありますが、しっかり自分のペースを作って話してください。話している間に、落ち着かなくペースが早くなってしまったり、声が小さくなってしまったら、一旦呼吸を整えてもいいです。

また、質問内容が難しかったり、混乱して聞き逃してしまった時には、「良い質問なので、少し時間をください。」「すみません、もう一度お願いします。」など冷静に対処しながら呼吸を整えるのも良いアイデアの一つと言えるでしょう。考えたり、聞き返したりすることは、決して悪いことではありません。

その質問に対して熟考して、自分のまとまった考えで答えようとしている姿勢です。

ここからは、実践とは違いますが、緊張を和らげるアイデアとして覚えておいてください。

ポジティブシンキング

面接での緊張する場面では、なんでもネガティブに捉えがちです。「失敗したらどうしよう。」「受からなかったらどうしよう。」と、悪い方向に考えるのは、すごく簡単なんですよね。人間の脳や心理って不思議ですよね。

ですが、個人的には、一切そんなこと考える必要はないと思っています。この素晴らしいチャンスで努力しているあなたは、私にとって光り輝いて見えます。

失敗したらとか、受からなかったら、ではなくて当たって砕けろなんです。よくこの言葉聞きますよね。

ネガティブに考えてしまう気持ちは、理解できます。でも、失敗を恐れていたらせっかく皆さんが持っている素晴らしい才能を潰してしまいます。

失敗してもいいんです。

そう、何度でも言います。

うまくいかなくたっていいじゃない!

結果なんて後からついてくるもの。先々のことを考える必要なんてないんです。それは、逆にプレッシャーやストレスの元となってしまいます。

笑顔も忘れないでくださいね。

強い気持ちを持つ

自分自身に強い気持ちを言い聞かせることは、面接を成功させることに役立ちます。「できる!」「あれだけ練習した!」「絶対に負けない!」そのような言葉を自分の脳に伝えます。不思議なことですが、自身の勇気を奮い起こして立ち向かう力がみなぎってきます。そして、自信に満ち溢れ、全身からアドレナリンが放出されます。

心が折れそうな時には、ぜひ試してもらいたい方法です。

深呼吸する

どんなタイミングにも、深呼吸は重要です。心や体、脳をリラックスさせてくれる効果があります。良い刺激を与えてくれるでしょう。

自宅を出発するとき、面接の待ち時間、面接を受ける部屋に入る時、面接の最中。深呼吸は万能ツールです。緊張を落ち着かせるために必須と言える行為です。

自分の順番が近づいて、パニックになってしまいます。なので、まずは深呼吸をしてください。ゆっくり鼻から空気を最後まで吸いきって、ゆっくり口から息を吐く。この繰り返しです。

前日はしっかり眠る

緊張しすぎて眠ることが難しい方もいますが、あまり考えすぎないようにしてください。生活習慣を変えずに、散歩をしたり、入浴をして体を温めて早めの睡眠を心がけましょう。

もし、どうしても眠れないようであれば、下記の記事も参考にしてみてください。役立つことがあるかもしれません。

飲み物を飲む

緊張を抑えるために飲み物を飲むことは、有効だと言えます。一気にゴクゴク飲んでしまうのではなくて、小まめに摂ることを心がけてください。少し温かいものや常温のお水でも良いです。

個人的におすすめの飲み物としては、ハーブティです。リラックス効果がありますので、緊張している時や不安に感じる場面にとても良いでしょう。一つ注意点があります。水分補給はもちろん重要ですが、飲み過ぎは良くありません。

カフェインは避ける

コーヒーや紅茶のようなカフェインの入ったものを飲んで落ち着くという気持ちになる方もいますが、不安や緊張する場面では避けるべき飲み物でしょう。ほぼ全員に言えるでしょう。カフェインを摂取してしまうと脳が揺れ動くような感覚になっています。

特に、カフェインに弱い方は、集中できないほど具合が悪くなってしまうかもしれません。また、利尿作用も強いので、気をつけましょう。

ガムを噛んでみる

ガムを噛むことは、脳にリラックス効果を与えるとも言われています。また、集中力や記憶力が向上するという研究結果もあるそうですね。練習中にガムを噛んだり、緊張している時に食べてみると意外と緊張や不安がほぐれたりするかもしれません。いろいろな方法をやってみることは重要です。ぜひ試してみてください。

顔を洗う

これは、私の経験ですが、以前病院で手術を受けたことがあります。手術が決まってから、もちろん具合が悪くなるほど緊張や不安がありました。どうして良いのか分からなくなった時に、たまたま目についた洗面所で顔を洗ってみました。そうしたら何故だかスッキリして、緊張がほぐれたのです。とても不思議な体験でした。個人差はあると思いますが、私はこのような方法で、手術を乗り切ることができました。

面接と手術は全くの別物ですが、緊張するという点では、同様です。やってみる価値はありそうです。

音楽を聴く

私にとって、音楽という力は不思議で、潜在的な効果があると思っています。例えば、何か作業をしていてテンポの良いポップスやロック系の音楽を聴くとテンションが上がってさらに頑張れます。作業効率も上がったりします。悲しい時にも、ポジティブな曲を聴くと元気が出ます。リラックスしたい時には、バラードやクラシックのようなジャンルの曲を聴くと落ち着いた気持ちになれます。

面接の待ち時間や向かう途中に集中して音楽を聴いていると、意欲が出てきて緊張を乗り超えられてしまうこともあります。

緊張や不安は逆境に強い

面接で、緊張や不安を抱いてしまう人はとても多いです。ですが、これを逆に考えればそれほど面接に対して集中ができるということです。緊張感を持って受けられるというのは、ある意味で良いことです。

リラックスし過ぎて失敗してしまう方も多いです。何故失敗してしまうかというと面接官には、緊張感がないと見られてしまうからです。もちろん緊張しないで臨めることが一番ですが、緊張や不安を抱きやすい方は、神経がピンッと張っています。神経が張っている人は、集中力もあるので、逆境に実は、強かったりします。ピンチをチャンスにしましょう。

さいごに

面接というのは人生で数回、誰でも経験することです。どうしても避けては通れない道です。しっかり準備をして、練習や対策、最後の部分で紹介したようなサポート的なことを積極的に取り入れればきっと乗り切れるはずです。

努力したことは、きっと自分へ良いことが返ってくると思います。ポジティブ思考は大切です!

皆様が志望している企業や学校に合格して、素敵な進路、成功へ向かえることを心から願っております。

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