緊張すると気持ち悪くなる原因と改善方法

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今までに緊張すると気持ちが悪くなることはありませんでしたか?

突然具合が悪くなるのは、自分が何か大きな病気ではないかという気持ちにもなります。ですが、癌のような大きな病気ではない可能性が高いです。しかしながら大きな病気ではないからといって安心はできません。

例えば、気持ち悪くなるときには、何かに挑戦したり、部活やクラブチームへの参加、試験、面接、学校に行くことなど、自分にとって緊張や不安を感じた時に吐き気を催すことはありませんか?

それはもしかすると精神障害(こころの病)の可能性があります。

こうした気持ち悪くなる症状は、心因性嘔吐と呼ばれます。

心理的なストレスから吐き気や嘔吐してしまうことがあります。これが慢性的に起こってしまうという方は、心因性嘔吐の可能性が高いです。

自分で心と脳のコントロールをうまくできずに、このような症状が起こってしまいます。

心因性嘔吐の症状

・吐き気
・嘔吐

心因性嘔吐が起こる原因と改善例

例を2つあげます。

例1

学校へ登校する前に、朝ごはんを食べようとします。吐き気があり、あまり食欲がありません。学校へ行く直前になると、すごく気持ち悪くなり学校を休むことに決めました。そうすると気分が楽になり、すぐに元気にりませんでしたか?

例2

クラブチームに参加する時に、朝から緊張して行く時に不安になり、吐き気が起こるかもしれません。しかしながら、大雨が降って練習が休みになりました。そうすると、どうでしょう?吐き気やモヤモヤしていた状況が一気に晴れて気分が楽になり、元気になったという経験はなかったでしょうか?

過去にこのような経験をしたことはありませんでしたか?

緊張すると気持ち悪くなることが起こる場面と事象

人によって場面は違うと思いますが、一般的に下記のような場面で起こることが多いです。

  • 学校への登校
  • イベント
  • 他人との会話
  • パーティ
  • いじめ
  • 試験
  • 面接
  • 飲み会
  • 会食
  • 給食(給食の牛乳が飲めない)
  • プレゼンテーション
  • バスや電車酔いからの緊張
  • 部活動やクラブチームへの参加
  • 吐いてしまうのが怖い
など

吐き気が起こる原因の詳細が分かれば的確な改善方法が見つけられるかもしれません。

改善方法

心因性嘔吐が起こることには、何か原因があったりもします。

このように、何かに対して自分が不安、恐怖、ストレスに思っていることがあったとしても休むこと、中止や延期になると吐き気は改善されるのです。

心因性嘔吐は、そのまま何もしないで克服できてしまう人もいます。しかし、小さい頃にはストレスや脳をうまくコントロールできなかったりします。吐き気から学校で給食を食べられなかったり、人前で吐いてしまうことに恐怖を感じることもあります。これは、拒食症や摂食障害が原因となっている場合もあります。この影響から不登校やひきこもりの原因にもなってしまうリスクがあるのです。

一番の改善方法は、成長するにつれて自動的に改善してしまうことですが、そのためには周囲の環境だったり、ご家族の協力も必要です。

無理をさせずに何かに少しずつ挑戦させることもいいかもしれません。環境に慣れさせることは良い影響をもたらすでしょう。

また、楽しいことをしたり、ショッピング、家族や身内で外食をしたり人の場に慣れさせることもおすすめです。
本人が、純粋に楽しいと思えたり、何かに本気で打ち込むことができれば克服することもあるでしょう。

他にも、娘さん、息子さんが何かで不安や恐怖を感じている時には、介入して相談に乗ってあげることも大切です。

自分での改善が難しいようであれば、精神科などの専門医の方からカウンセリングを受けてみるのもいいでしょう。色々な人の意見を聞いてみるのも重要です。

注意点

神経系疾患、脳腫瘍、てんかん、周期性嘔吐症候群など他の病気が原因となっている場合があります。上記の例であげたようなことだけでの判断は、難しいこともあり他の病気を見逃してしまう可能性があります。

改善が見られなかったり、症状が悪化するようであれば精神科、神経内科などの専門医に相談することをおすすめします。

さいごに

緊張すると気持ち悪くなることは、心因性嘔吐というものが考えられます。

100%これという訳ではないですが、可能性としては高いです。他にも精神的な病気として社交不安障害、うつ病、対人恐怖症などがあります。そのようなことも重なっている可能性は否定できません。

心因性嘔吐は、心の病です。

一番つらいのは毎日のようにその疾患から耐えている本人です。
周りはそれを理解してあげてください。

一日で良くなることはないかもしれないので、焦らずに長い期間をかけて治療していくことが解決への近道です。無理をせずに時間をかけていけばきっと良い方向へ向かっていきます。

改善方法には、自分がどのような場面で症状が出るのかをしっかり把握しておくことが重要です。

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