子供と車の危険行動「絶対に知っておくべきこと」

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赤ちゃんや小さな子供がいる家庭で車に乗る際にはより一層、安全ということについて考えます。チャイルドシートを購入すること、子供を後ろの座席に座らせる、冷暖房の温度設定など色々と注意をしなけらばいけない点があります。

ですが、どんなに安全を重視した親でも細かい部分まで目が届かずに見逃してしまうこともあります。そしてその一つの誤りが重大な事故を引き起こしかねないのです。

今までにも過去に起きた事件、事故は数多くあります。そのようなことに陥らないためにも車に乗る際、降りる際には、多くの確認が必要となります。

そうしたことを怠ってしまい以前に大変な事故が発生してしまいました。

1分だけでも子供を一人にしないで!

子供を車内に置き去りにするということには大変な危険が潜んでいます。長時間車に放置してしまうことは当然ダメです。

ですが、たったの数分だけでも事故に繋がる可能性があります。

10年以上前にアメリカで起きた事故です。たった数分だけ子供が車に残った際に、命に関わる危険な事故が起きてしまいました。

カリフォルニア州在住のある家族はおばあちゃんの家から自宅へ帰る準備をしていました。3人の子供と母は車に乗っていて、出発しようと思っていたところでした。しかし、母は何か置き忘れていないかを確認するために車から出ました。3人の子供は車で待っていることになりました。

その行動が命取りとなってしまい、すごく短い間でしたが、大変なことになってしまいました。

当時3歳の末っ子のマラン(Malan)くんはアクセルペダルに気づき、興味が湧いてしまいました。フロントシートから立ち上がり、レバーの方向に向かってよじ登って行きました。マランくんの当時6歳のお姉さんと8歳のお兄さんは車が動き始めるまで何も気づきませんでした。

その後、アクセルを触ってしまい、車は前へと進んで行きました。母が降りた時に車の扉は開いた状態でした。車はスピードを増し、マランくんはバランスを失いました。そして、開いているドアから外へ転げ落ちてしまったのです。

お兄さんのデヴィン(Devin)くんはとっさの判断で、前の席へ飛び込んで車を止めました。そしてデウィンくんは車から出て、マランくんのそばへ駆け寄りました。

マランくんは2か所の頭部を骨折、脾臓と肺の破裂で8日間入院しました。幸いなことに、命は助かったのです。

思いがけないところに事故は潜んでいる

安全を優先することをしっかり考えていても、事故が起こってしまう場合があります。誰もが予想もしていなかったところに危険は潜んでいるのです。

上で記載した子供が車を動かしてしまうという事故の後、子供の母はこのようにコメントしました。

「親としていつも安全を優先しようとしています。ただ、子供を1分だけでも車に放っておくのはいけないということはわからなかった。」

とムーディ・アナベル(Anna-belle Moodie)さんは言いました。

ムーディさんのようにアメリカでも、当然のことですが、親は子供の安全を第一に考えます。しかし、アメリカでは毎日7人ほどの子供が車の事故で死亡します。さらに、交通事故になると毎日子供だけで800人以上もの負傷者が出るのです。車の事故はいくら注意しても完全に防止できません。ですが、もう少し意識するだけでこの数字を変えることができるかもしれません。

実は、以前アメリカの調査では「子供を車の中で一人にしていいのか?」という質問に対して、親の2割が「大丈夫です。」と答えました。さらに家の車庫、マンションなどの駐車場に駐車している車のロックをかけない親がなんと5割もいたのです。

この数字を高いか低いかを考えるのは人それぞれ違うかもしれませんが、2割という数字を人口で考えたらものすごい人数だと考えられます。

子供を車内で一人にしたことによって怪我をした事故件数はアメリカで2000年代の初めには、1200件もありました。この1200件中の25%は死亡事故でした。

車に乗る時に必ず確認すべきこと

親御さんが気づかないところに事件や事故は潜んでいます。思わぬハプニングが起きてしまわないようにするためにも、確認しておくべきことはたくさんあります。

1. 車の中に子供を置き去りにしない。

自分で車の鍵を持っていたとしても、絶対に赤ちゃんや子供を車の中で一人にさせてはいけません。1分だけでも大きな事故に繋がる可能性があります。

コンビニやスーパーマーケットで少しだけ買い物をするから娘さん、息子さんに車内で待っててもらうことやスーパーの駐車場で知り合いに会って、少し世間話をしたい時に子供を先に車へ乗せることがあります。

しかし、これも事故になってしまう可能性があるのです。

それは、暑い日には熱中症の危険性があります。また、車のロックがかかっていない場合には、気づかないうちに子供が車から出てどこかへ行ってしまう可能性もあるでしょう。内部で小さな子供が車のロックをかけてしまい、さらに車内にキーが挿さっていて開けることも出ることもできなくなってしまうような事故もありました。そこから監禁状態になってしまい、空調が入っていない場合には、熱中症や脱水症状、冬には体温の低下で危険な状態に陥るリスクもあります。

車を走行することができなくても、車中では様々な危険のリスクがあるので保護者のいない車で赤ちゃんや子供を絶対に一人にしないでください。

2.車のキーは子供が届かない場所に保管する。

子供は車の鍵に興味を持って、親御さんがどこに保管しているか見ているかもしれません。最近では、スマートキーも増えて子供にとってさらに楽しそうに見えるでしょう。親の行動を毎日見ている子たちにとって、鍵の施錠と開錠は簡単かもしれません。

アメリカでは、2017年7月に5歳と2歳の兄弟が鍵の場所を知っていて車に乗って運転してしまうという事件が起きてしまいました。5キロほど車を走らせた後、溝に落ちました。子供が小さかったので一人はアクセルとペダルを踏んで、一人はハンドルの操作をしたというのです。幸いにもその子供たちは無傷したが、重大事故に繋がってしまった可能性がありました。

日本では、そのような事件を聞いたことがないかもしれませんが、このように運転してしまう以外にも鍵で遊んで壊してしまったり、紛失してしまうことも考えられるのです。

3.どこにいても必ず車のロックを!

自宅のガレージに車が置いてあったとしても、必ず施錠するようにしてください。小さい頃から車のおもちゃで遊ぶお子様は多いので本物の車に興味を持つことはあるでしょう。車に鍵をかけていなければ、車の中に入って遊んでしまったり、車のドアに手や指を挟んでしまう危険性もあります。また、中のものをいじって壊してしまうことや車内で転んで怪我をしてしまうかもしれません。

車がどこにあったとしても、お子様を事故から守るためには、ロックをかけることは重要なことです。

さいごに

赤ちゃんや小さなお子様がいる親御さんは車の扱いに関して十分に注意していると考えているでしょう。それでも色々とやらなければならないことがあり、小さなことをつい忘れてしまいがちです。それは誰でも起こり得ることです。

気づかない場面や大丈夫だと思ってしまったところで事故や事件が起こってしまいます。

いつ、どこで何があるか分からないので常に細やかな部分まで安全確認を怠らないように注意してください。

とても小さなことで大切なお子様の命が失われてしまう危険性があるのです。

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