コロナ対策に違和感「自分が感染源になるということを忘れない」

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新型コロナウイルス(COVID-19)は、私たちに猛威をふるっています。このパンデミックを抑えるすべはまだ見つかりそうにありません。世界的に感染拡大が収まらず第2波は、もっと前から来ていたのだと感じています。このまま続けば、第3波、第4波まで起こるかもしれません。

以前は、検査体制が整っていませんでしたが、現在では少しずつ整備されて検査数が増えている状況でしょう。そうすれば必然的に感染者数も増加します。しかしながら、外出自粛が緩和されたことから、多くの人が街へ一気に流れ込みました。そして様々な場所でクラスターが発生してしまい、無症状感染者がさらに感染拡大を生んでいます。結果的に、新規感染者数は増加傾向にあります。

毎日のように嫌気がしてしまうほど、コロナに関してのニュースが流れていますが、その中で疑問や不思議に思うことが多々ありました。人には様々な考えがあったり、専門家や政府の考え方に違和感を感じることさえありました。そこで私が思うことについていくつかまとめてみました。

ソーシャルディスタンスは意味ない?

個人的な意見ですが、社会的距離を保ちましょうというソーシャルディスタンスがありますが、誰もが知る言葉になりました。距離を保つことによって大きな効果があるのかもしれませんが、絶対的にその距離が有効かと言われると、はっきり断言できない思っています。一般的な考えとして2mほどの距離を保つということで、認知されています。考えてみればたったの2mです。本当に意味があるのでしょうか。感染している方が呼吸をすれば、ウイルスは、風などで流れていくると思っています。これなら大丈夫という明確な距離は、もちろん分かりませんが2mというのは間違えてると思います。

この距離に縛られてしまうのは、危険です。

家族や友達は大丈夫という考え

中には、このような考え方を持っている人もいます。例えば、その家族や友人、上司や部下が仕事や学校に行ったとします。その時点で、感染してしまっている可能性はあるのです。出歩けば、色々な方とすれ違うでしょう。学校や職場では、人と会話もするでしょう。その中には、電車やバスでの通勤、通学をしている人だっています。今の状況で誰が感染してなくて、どこが安全ということは誰にも分かるはずがありません。

ある一つの例があります。これは、人によって捉え方が違うかもしれません。家族4人で住んでいてある一人の息子だけがすごく危機感を感じて、家族とは別行動をとっています。食事も、一人で食べて、すぐに部屋にこもる。両親や兄弟と話は、ほとんどしないという方もいます。これは、もし自分が感染したら家族にも移してしまうという考えかもしれません。こういった方もいるようです。

ストレスや不満はあるかもしれませんが、一つの徹底した対策だと言えるでしょう。

Go Toトラベルキャンペーン

今月、7月22日からGoToキャンペーンが開催されようとしています。旅行の解禁は、感染拡大を助長してしまいます。若者、重症化しやすい高齢者の団体旅行などは、還元の対象外となるようですが、このキャンペーンを利用しなくても団体で旅行が行けてしまう部分にも疑問を感じてしまいます。個別にキャンペーンを利用して、後から合流して観光する方もいるでしょう。一人一人監視することなんて誰にもできません。

東京都在住でないことを証明するために顔写真付きの身分証明書が必要であるならば、パスポートや免許証、マイナンバーカードを取得する方で押し寄せてしまうかもしれません。そのようなことで、クラスターが発生してしまえば、感染拡大することが懸念されます。また、東京在住でないことのチェックが、社会保険証や国民健康保険証で大丈夫ということがあれば不正利用や偽造の可能性も考えられます。色々な抜け道を考えてしまう危険性もあります。

東京だけが危険

Go Toトラベルキャンペーンで東京が除外となりました。それによって、東京に行かなければ大丈夫という考えを持つ方がいます。東京は人が密集する地域が数多くあります。今の状況では、もちろん危険だと言えますが、決して他の地域が安全なんてことは一切ないでしょう。

withコロナ

コロナとともに共存するような意味で、ウィズコロナという言葉が使われておりますが、実際に共存していくことは不可能だと感じています。ある程度の対策で感染拡大を防げたとしても、屋内で感染リスクがあるのと同じように、屋外でも感染することを視野に入れとかなければなりません。

新しい生活様式というのは、治療薬がワクチンが完全にできるまでの延命的な対策です。収入が激減してしまい、ほぼ全ての人が大変な状況にあります。仕事に行くことは、やむを得ない状況かと思いますが、油断はできないということです。常に危機感を持っていなければいけません。

2席ずつ空ける対策

映画館やスポーツ観戦などで座席をいくつか空けて座れば大丈夫という考え方です。この対策は、先ほどのソーシャルディスタンスの考え方です。感染力は未知です。空気中でウイルスが浮遊移動していると考えられるなら、周囲の席に座っている方が感染していた場合には、自分もそのコロナウイルスを吸い込んでしまうかもしれません。

約束を守れない店舗がある

先日、食べ物を買いにどうしても外に行かなければいけない時がありました。人混みを避けようと出来るだけ遅い時間に出かけました。やはり夜遅い時間だったので、人はあまりいませんでした。ですが、歩いている時には、居酒屋などがあります。ドアは少しだけ開いており、換気をしているのだろうと思いました。ですが、遠くから店内を見てみると明らかに複数人で飲み会をしているのです。一つのテーブルに密集していたので、見ていて恐怖すら感じてしまいました。

これからGo To Eatキャンペーンというのも始まろうとしています。始まれば外食する人も増えるでしょう。その中には、ルールを無視したお店も増えてくるかもしれません。人も同じです。夜になれば、開放的になり、肩を組んだりする人も見受けられました。外出規制が緩和されてから、通常の生活に戻ったような感覚を持ってしまう人がいるように、そのようなキャンペーンがスタートすれば、さらにガイドラインを無視する人が増えるのではないかと心配しております。

動物が感染源になるのか?

以前、海外では犬や猫から感染したというニュースが報道されました。ヒトヒトだけではなくて、動物から人への感染も危険視されています。先日、鳩の動画を撮影している方がいましたが、ハトは飛ぶ瞬間にフンをする時があります。その時に羽を広げ、バタバタさせた時には、フンが飛散するでしょう。もしも、ハト、カラスなども感染する可能性があるならば、それも危険だと言えます。日常で当たり前のようになっているものでも感染源になることはあります。

マンホールからの水

先日、大雨の影響でマンホールから水が吹き出ている映像を見かけました。その動画を近くからスマートフォンで撮影している方がいました。そのような行動も危険だと言えるでしょう。マンホールから出ている水は、下水です。その水には、多くの細菌やウイルスが含まれています。コロナウイルスが下水道の水から検出されるように、明らかに綺麗な水ではありません。その水に触れてしまえば大変危険です。

羽目を外してしまう

緊急事態宣言解除によって、経済は動き出しました。お金が動くというのは、いい点ではあります。ですが、明らかに遊ぶ人や飲み会をする方が増えました。大声で話している人や酔っ払って肩を並べて歩いている人までいます。やはり再開してしまうと、通常の生活に戻ったという感覚の方もいるので、そこから感染拡大なんてこともあるのです。

もしも、色々な場所で遊んで自分が感染してしまい、様々な場所でも感染拡大していたらどうでしょうか。他の方も検査や入院を余儀なくされる可能性があります。大人も同じですが、それが子供であったとしても、突然そのような状況になったら不安に押しつぶされそうなくらいどうしていいのか分からなくなります。

医療崩壊してしまうことを絶対に忘れない

仮に、旅行、夜の街、人ごみで遊んだり、密を作って外食や居酒屋に行って感染して病院に行ったとします。その後、治療を受けて良くなり退院しました。

そして、医療従事者の方に「ありがとうございました。」

その感謝の気持ちは、医療従事者にとって嬉しいものなのでしょうか。感謝の気持ちは大切ですが、ガイドラインをしっかり守って、感染してしまったのであれば、自分なりに努力をしての感染は避けようがありません。ですが、遊びに行っての感染と考えたら治療する側にとって複雑で良い気持ちはしないはずです。

医療は逼迫した状態にあります。医療現場は、コロナウイルス患者だけではありません。多くの人が、入院、治療、また患者が来れば入院、治療の繰り返し。他の病気を抱えた方の治療もしなければなりません。一気に感染者が増えて病院に押し寄せてしまえば、人手不足となり、多くの方が亡くなってしまいます。100%の感染対策は、分かりませんが、一人一人が自覚を持って「感染しない」「感染させない」という努力を徹底していくことが大切なのです。

人によって考え方は違う

新型コロナウイルスの対策に関して、明らかに温度差を感じることがあります。人には色々な考えがあり、独自性を持った方もいます。運動していれば絶対に感染しない。ウイルスを吸っていれば体に免疫ができる。食事をしっかりとれば大丈夫。お酒を飲めば消毒になるというような意見もあるようです。一回持ってしまった誤った考え方を変えるのは難しいのが、感染拡大に繋がる懸念の一つでしょう。

配達やデリバリーを利用すること

外出しないという点では、とても良い方法だと言えます。スマホやパソコンがあれば簡単に利用できてしまうことも魅力です。

一点気になることは、無駄な利用です。巣篭もりで、デリバリー、ネットサーフィンやオンラインショッピンを利用する方が増えました。しかしながら、実際には、必要でないけれど買ってしまうこともあるようです。

ドライバーの方も感染することに不安を感じています。お店が儲かる点では、いいことだと言えますが、人の命を優先するのであれば、ドライバーの方への配慮や気遣いも必要です。購入するときには、本当に必要があるものなのか、Uber Eatsや出前館のようなデリバリーサイトを利用するときには、自宅であるもので料理を作れないかということを今一度検討してみてください。

気軽にPCR検査を受けに行ってしまう

PCR検査や抗体検査数を増やすことが大切だと言われています。しかしながら、一般の方が気軽に受けるようなものでもないと思っています。

具合が悪い、熱っぽい、咳が出る、肺が痛い、息苦しいなど、普段と様子が違う状況なら必ず医師に相談すべきです。また、COCOAのようなアプリを使っている方は、感染者と接触した可能性が疑われる場合には、必ずかかりつけの病院の医師や保健所などのコロナ受診相談窓口に連絡をして指示を受けるべきです。

それ以外の方が受けるのは、私ならすごく迷ってしまいます。その理由は、PCR検査をしている場所には、感染者も来ている可能性があるということです。そこでいくら対策をしているとはいえ、100%感染しないという保証はありません。空気中には、ウイルスが浮遊している可能性があり、何時間、何日留まっているかなんて分かりません。私ならリスクがある場所にわざわざ行ったりしないでしょう。PCR検査や抗原、抗体検査自体の精度に関しても確実な情報が得られるのかも疑問です。再感染した際にも有効性があるのか。検査で陰性だったからといって自分は絶対に安全だと判断できるとは限らないと思っています。

専門家の意見を鵜呑みにしない

WHO、専門家や国が、このような対策をしてください。という言葉だけが正しいというわけではないと思っています。もちろんWHOや専門家の方はウイルス対策のプロです。しかしながら、現に間違っていたことや後から訂正することだってあります。また、政治家の発言はとても影響力がありますが、個人的な意見も多かったりします。それを信用してしまうことも危険だと言えます。新型コロナウイルスは、飛沫感染であって、空気感染はしないという情報が流れました。最近では、WHOが新たな感染経路として、空気感染するということを示唆しました。実証されれば大問題とも言えます。飛沫感染だけを信じていた人は数多くいるでしょう。

もちろんガイドラインに従うことを基準としますが、それを超えた対策が必要な場合があると言えます。冒頭でも伝えたように、ソーシャルディスタンスの2mほどというのは、あまりにも距離が近すぎます。

そのほかにも、当然のように人の後ろを歩いている光景があります。前に歩いている人がもしも感染者であれば、後ろを歩いている人も感染してしまうという懸念があります。人は呼吸をするので、いくらマスクをしていたとしても隙間はあるわけで、多かれ少なかれウイルスは飛散するかもしれないのです。人ごみで避けることは困難の状況かもしれませんが、そういった考えも頭に入れておくべきでしょう。

お店で行列を作っている時に間隔をあけているようですが、あれだけ人が並んでいて風向きなども考えたら非常に恐ろしいです。エレベーター、エスカレーター密集する場所でも感染源となる可能性があります。出来るだけ人のいる場所は避けて、基準とされているよりも、もう数メートル距離を取ることがさらなる対策になるのではないでしょうか。

帰宅をしたらすぐにシャワー浴びて身体や髪の毛に付着している可能性のあるウイルスを洗い流すことやお風呂に入る。入浴中は常時換気。洗濯物は小まめに洗う。ハンバーガーやピザのような食べ物を食べる時には、手づかみで食べない。というような対策も徹底するべきだと思います。

新幹線は、感染力が少ない、デリバリーなら大丈夫、食品からは感染しないというようなことも、私は、信用はしていません。

最後に

コロナウイルスではないですが、私は、肺炎を患ったことがあります。その時の検査はとても不安でしたし、何よりも毎日、死んでしまうのではないかと思うくらい苦しい経験をしました。隔離状態で生活をしていました。コロナも同様に感染すれば隔離は、当然のことです。悪化してしまえば苦しい思いをします。

今楽しみたいという気持ちは、とても分かります。ストレスを解消するために人と会ったり、遊んだりしたいのは、みんな同じです。ですが、本当に「今」だけが大切なのでしょうか。来年、再来年、これからもずっと楽しい生活をしていくには、我慢と協力が必要ではないのでしょうか。

この記事を読んだ方は、過度な対応と思ってしまうかもしれません。ですが、この状況を乗り切るためには、極端な対策というは必須だと思っています。誰もが想定しないことで簡単に感染は広まっているのです。新型コロナウイルスは、自分だけの問題ではなくなっています。

自分を守るだけではなく、他人も守る意識や努力が大切です。

今は、感染拡大させない、重症患者を出さないという医療が逼迫しない対策が必要なのです。医療崩壊してしまえば、経済どころの話ではありません。

ワクチンや治療薬の研究開発が完成すれば、新型コロナウイルスは一気に収束に向かうでしょう。実際に利用できるまでは、すごく時間がかかってしまうと思いますが、今後必ず良いニュースが出てくると信じています。

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