不安で発作が起きた時の対処法

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発作というのは、ストレス社会からの突発的に発症してしまうというのもありますが、不安から生じるパニック発作というものは、精神疾患との関係性が深いということもあります。

精神疾患には、社交不安障害、パニック障害、うつ病、対人恐怖症、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、パーソナリティ障害・・・様々なものがあります。どれも深刻な精神的な病気で、どれが一番辛いというものは誰にも分かりません。

全ての人が辛い思いをしながら生活しています。

こうした心的な病は、日常の生活をしていく上で、多大な困難を与えます。

その中で一番怖いのは突然の発作やパニック症状です。こころの病を持っている人、持っていない人でさえ突発的に不安障害のような症状が出てしまう場合もあるのです。

理由は人それぞれ違いますが、仕事、電車やバスでの通勤、学校、人混みなどの恐怖、不安、ストレス、様々な要因から発作は私たちを突然に発症します。

発作の症状としては、

・息苦しさ、呼吸困難
・めまい、ふらつき
・吐き気
・動悸
・手足、体のしびれ
・発汗
・腹痛
・恐怖
・悪寒
・閉塞感
など

このような症状が私たちを襲います。

時期によっては浮き沈みがあったり、緊張やストレスから発作が起きてしまうことがあるかもしれません。

私自身、大学進学の時に発作のようなものが起きてしまったことがあります。また、そのような発作が起きたときの精神的苦痛と恐怖は計り知れないほどつらいものでした。

精神障害でメンタル的なバランスが乱れた時に、どのようにすれば対処できるのでしょうか。

人に「落ち着いて!」と言われてもパニック状態の自分にとっては逆に悪化させてしまうかもしれません。他人から見ると些細なことで悩んでいて発作が起きてしまっただけだと思われてしまい、他の人に助けを求めてもほとんど意味がない場合が多いです。

結局は自分の精神や脳をコントロールして、リラックスする状態を作らなければいけないかもしれません。

私の実体験ですが、このような発作が起きた時にこれから紹介することをやると劇的に改善したことが分かりました。

個人差はあるかもしれませんが、試してみる価値はあると思います。

不安で発作が起きた時にやるべき対処法

パニック状態に陥った時でも、できる対処法というのは色々あります。知っておくのと知らないのでは大違いです。発作がさらに悪化してしまう前に、自己防衛することはとても大切です。

緊急事態が発生した時のために準備しておくことをおすすめします。

・深呼吸に集中

精神障害や不安のパニック発作では、呼吸がちゃんとできない気持ちになる場合が多いです。十分に空気を吸うことができない状態になり、胸の痛みで発作がさらなる悪化にもつながります。

発作から立ち直るためには呼吸を普通のリズムに戻すことです。

ゆっくり深呼吸をすることで脳に「もう大丈夫、安全だよ。」というメッセージが送られ、体もリラックスできます。

深呼吸は精神疾患を治すことはできないかもしれませんが、症状が出た後にも落ち着くためには非常に効果的です。

・環境を変える

例として、屋内などの公共の場で誰かと一緒にいた時に発作が起きてしまった時を出します。自ら外に行くのにはハードルを感じてしまうかもしれませんが、自分のためにも一緒にいる人のためにも一回、席を外しましょう。

環境の変化は、良い影響があります。

1.出来るだけ早くその場から移動することが大切!
2.厳しいようなら、どんなに時間がかかっても自分で動くるようなら必ず場所を変えてみてください!

精神的発作が起きた場所に居続けると、改善するまでに時間がかかってしまい、再発するリスクも上がります。

外の空気を吸うことで落ち着ける人が多いですが、必ずしも外でないといけないというわけではありません。例えば、レストランにいるときにお手洗いに行けば落ち着くようであれば、そのような場所でもいいです。

リラックスできる場所ならどこでも構いません。

とにかく環境を変えることが重要です。

・ポジティブな独り言

ポジティブな独り言は精神的なバランスを取り戻すためにとても効果的です。

方法としては、とても単純です。

声に出して、1人で自分にとってポジティブなことを自分自身に話しかければいいのです。頭の中で話しても効果はなくはないのですが、声に出して話した方が効果が見られます。

独り言をいうことに対して「恥ずかしい。」「そんなの意味ないでしょう。」というような意見を持っている人が大多数です。ですが、様々な研究によって効果があると証明されているので絶対に試してみる価値はあります。

ポジティブに考えることができない時だとしても、無理やりに良いことを話すことで自分をネガティブな考えから脳をコントロールして良い方向へと転換させるのです。

何を話せばいいかわからない場合が多いので、発作が起きることを想定した時にどのような言葉を自分に聞かせようか考えておくといいでしょう。

私の場合には、「自分は強い。」「今まで辛いことも乗り越えてきた。」「絶対に負けない。」などという言葉を自分自身に言い聞かせました。

・自宅で洗濯したものの匂いを嗅ぐ

何か変な感覚に思えるかもしれませんが、これも実は効果的だったりします。普段から自分が着ている洋服や使っているタオルには洗濯した匂いが付いていますよね。

特に洗濯仕立ての匂いを嗅いでみると分かると思いますが、なんとなく自分に馴染みのある匂いに感じるのではないでしょうか。

不安や精神疾患での発作で自宅のタオルなどの匂いを嗅ぐとリラックスできて、落ち着いた気分になることもあります。何かに包まれるような感じで不思議とパニック状態が消えていくかもしれないです。

ぜひ、一度試してみてください。

一番落ち着けるものは、意外と自分の身近にあるものなのかもしれません。

・飲み物を飲む

発作というものは、身体のエネルギーをたくさん奪ってしまうほどの体力を使ってしまいます。

放っておくと第二次、第三次と新たな発作が起きる場合があります。そのようなことにならないためにも水分補給は大切なことです。

塩分と糖分の含まれるスポーツドリンクなどをゆっくり飲むことをおすすめします。人間の身体には体液の中に電解質が含まれております。飲み物にも色々あるのですが、人間の体に一番近いものを飲むことが発作が起きた時の改善策として有効です。

おすすめのドリンク
※塩分と糖分が入ってるものを選びましょう。

・スポーツドリンクなら基本的にOK
・ゼリー状のドリンクもおすすめ
・手軽に持ち運べるパウチドリンク

など

少しでも飲めるような状態になってからゆっくり飲むようにしましょう。

・考え方を180度変えてみる

これは発作の原因がわかっている場合にとても有効です。

例えば仕事の面接や友達に会わなきゃいけない時の不安や緊張から発作が起きてしまう場合があるでしょう。

そんな時には、全く真逆の考えに転換するのも発作が起きた時には効果的です。逃げてはいけないという葛藤の思いもあるかもしれませんが、自分の脳に赤信号が点灯しかけている時には絶対に無理をしないことです。

「帰ろう。」「今日はやめよう。」と思えば気持ちが楽になることが多々あります。

これからさらなる大きなことが起こらないようにするためにも時には、諦めることも重要です。これは、とてもスマートな考え方だと思っています。

最初に逃げると言いましたが、次のもっと素敵なことに挑戦するためのチャンスだと言えるでしょう。人生の幸運というものは一度きりではないです。

発作が起こる前にも「行かなくてはいけない。」「失敗できない。」と思うと、メンタル的にさらなる悪影響をもたらしてしまいます。

ですので、気持ちを楽にして「失敗したっていいじゃん!」「具合が悪くなったら帰ればいいや!」という考えを頭に入れていけば、意外と成功しちゃうこともあります。

さいごに

私自身、社交不安障害を患っており、パニックや発作のような症状が起きてしまったことは、今までに何度かあります。それは日常生活からのストレス、受験でだったり、面接、知人と会う時の極度の緊張や不安からなってしまいました。救急車で運ばれたこともありました。

人は見て見ぬ振り、助けを求めることが困難な状況も多いです。私含めて、皆さんも反対の立場であったら、もしかするとそうかもしれません。

精神障害は肉体、心身ともに毎日疲労感を与え、悲観的になります。心の病で突然発作が起きてしまえば、どうしていいのか分からなくなりパニック状態に陥ってしまいます。

しかし、そんな発作が起きた時にも対処する方法はたくさんあり、将来の発作を少なくすることもできるかもしれません。

不安や精神疾患というのは向き合い方を変えたり、自分自身で上手にコントロールすることが大切です。絶対に誰でもできるようになります。

最後にとても大切なことを皆さんにお伝えしたいです。

対処法や克服方法よりも重要なことは不安を抱えている自分自身をありのまま受け入れることです。否定をやめて、問題がある自分のことを大好きになれるように頑張りましょう。

この世に完璧な人間なんて1人もいません。

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