社交不安障害の私が手術の緊張をどう乗り切ったのか

スポンサーリンク

私は、以前手術を受けたことがあります。

これはもちろん社交不安障害(SAD)の手術ではないですよ。

以前、クラブ活動のスポーツをしていて怪我をしてしまいました。
骨折をして、靭帯が断裂していました。

その結果、手術を受けることになりました。

社交不安障害で極度のあがり症という精神障害を抱えている私にとって、手術なんて初めての経験でどうしていいのか分からなくなるほどでした。

手術を受ける前に、整形外科で靭帯がどのような状態なのか、レントゲン、MRI、血液検査など様々な検査を受けました。

ここまでの道のりでさえとても不安でした。社交不安障害で緊張しながら普段も生活を送っていたのに、手術となるとどうしていいのか分かりませんでした。

そして、手術を受ける日程が決まり入院をしました。

当日まで押しつぶされそうなくらいの緊張と不安が私を襲い、眠れない日々も続いていました。

執刀してくださる医師や看護師さんが笑顔ですぐ終わっちゃうよ。と言ってくれましたが、簡単には考えられませんでした。

当日になり、手術室へ向かう時間が近づいていたのですが、当然のことながら落ち着きませんでした。

どうしていいのか分からなくなり、何気なく一度洗面所で顔を洗いました。そして深呼吸をしました。

すると、なぜかよく分からないのですが、少しだけすっきりした気分になりました。

私は、ベッドに横になりオペ室へ運ばれました。

オペ室内では、私の好きな音楽が流れていました。

執刀してくださった医師が以前私に、「どんな歌手が好き?」と尋ねていたのを思い出しました。たまたまかもしれませんが、気を遣ってそのアーティストの音楽を流してくれたのだと思い、嬉しい気持ちと同時に、笑顔になれました。

すごく感謝しています。

手術は全身麻酔で行われました。

執刀する外科医の方に、「息を吸ってください。」
と言われ、空気を吸うと1回目で全身が痺れてきました。

2度目の息を吸うと緊張する暇もなく、すぐに眠ってしまいました。

そのあとは、すごく早かったように思えます。
手術は無事成功に終わりました。

終了時間は覚えていませんが、夕方になっていたので、時間はもちろんかかったと思います。

ですが、私にとって一瞬の出来事でした。
あれだけ緊張していたのに、不思議でした。

目が覚めた時には、ものすごくたくさん寝た感覚ですっきりした気持ちになっていました。

体はぐったりしていて、全身には力が入りませんでした。

その後、病室へ戻っていました。

すごく疲れていたので病室に戻っている途中には、またぐっすり眠ってしまったのだと思います。

手術後には、緊張はなくなりとても気持ちが晴れていました。

数日間、入院をして退院しました。

手術は誰でも緊張します。
ですが、何に対しても緊張する精神障害で社交不安障害を抱えながら、初めてのことはさらなる不安や恐怖を与えてしまいます。

それでも、意外と単純なことでリラックスできることがありました。

社交不安障害を抱えていたとしても、どんな困難でも乗り越えられることはたくさんあります!

スポンサーリンク

コメントする