ヘルプマークの自作はOKか?

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以前、ヘルプマークの転売がされているという記事を書きましたが、ヘルプマークは自作されていることも見受けられます。

そんなヘルプマークですが、今回は「自作していいのか?」ということについて説明していきたいと思います。

自作していいのか?

自作をすることが、いいか、悪いかと言われると判断が難しいかもしれません。自分でハンドメイドして利用する分には問題ないでしょう。

ヘルプマークは、目立つので、なんとなく持ちにくいという方もいます。自分が何かの持病を持っていたりすることをアピールするようで、逆に目立ってしまうことが嫌だという気持ちがある人もいるでしょう。
そんな方々が念のためヘルプマークを持つためにも、あまり目立たなくて、少しでも持ち歩きやすいデザインに自作して持つ分には、問題ないのかもしれません。

様々なデザインがある一方で、多様化されてしまうと「ヘルプマーク本来の意義の崩壊」につながってしまう可能性が懸念されます。

商用目的の場合には、ルールがある

ヘルプマークのデザインの著作権は東京都に帰属しています。商標登録もされています。正規のヘルプマークには、作成、活用のガイドラインがあります。規約やルールに従わずに作成や複製をしての販売は禁止行為です。

詳しくは、ヘルプマーク作成・活用ガイドラインから確認ができます。商用目的ので販売をする場合には、規約を遵守する必要があります。

フリマサイトで販売されている

メルカリやラクマのようなフリマアプリでは、ヘルプマークやヘルプカードのハンドメイドをした商品が多数出品されています。そこから自分の気に入ったものを購入して利用する方もいるようです。

こちらは商用目的となっているので、違反行為といえる商品も出品されています。しかしながら監視などを継続的にすることは難しいのが現状にあるため多くの商品が販売され続けています。

実際に売れているということも見受けられます。

こういった商品は商用、営利目的として承認を得ているのかは不明です。

文字の販売

ヘルプカードとして文字を書いたカードの販売もされています。こちらに関して、特にヘルプマークのロゴが入っていなかったり、そのような概念がない場合もあるので違反行為とは言いにくいでしょう。

ヘルプマークと検索すれば出てきてしまうのは、問題かもしれません。

缶バッジ

ヘルプマークのロゴが書かれているものや「咳喘息です。」「アレルギーです。」「花粉症です。」などといった缶バッジが売られています。

キーホルダー

ヘルプマークが書かれており、裏面には文字が書いてあるものもあります。ガイドラインを遵守して承認を得ていれば問題ないのかもしれませんが、誰でも手に入ってしまう状態なので、何が本当のヘルプマークか分からなくなってしまう懸念があります。

キャラクターのヘルプマーク

ポケモンやアンパンマンというようなキャラクターもののヘルプマークを作って持ち歩いている人もいるようです。フリマサイトでも売られているので、許可を得ていなければ著作権の問題はあるかもしれません。

懸念されること

ハンドメイドで販売してしまうことによって誰でも簡単に手に入ってしまいます。また、フリマサイトでヘルプマークと検索すれば多数出てきてしまうので、販売されているものが全てヘルプマークだと勘違いしてしまう人もいるでしょう。

おしゃれ、かっこいい、可愛いから持つという支援を全く必要としない人が趣味として持ってしまえば、ヘルプマーク本来が持っている効果や意義の崩壊につながってしまう可能性があります。

ちゃんと申請して販売の許可を得ていれば問題はございません。

まとめ

・ヘルプマークの自作はOKと言えるかもしれない。
・ですが、ヘルプマーク本来の意味が失われてしまう可能性がある。
・自作しての販売はNGだが、正規のロゴを使っていなければ違反行為とも言い難い。
・承認を得ていたら販売は可能。
・正規品同様のものを販売するにはガイドラインに従う必要がある。
・著作権がある。

ヘルプマークの自作に関して、難しい意見が多いかもしれません。

気軽に持ち歩くための自作はOKと言いたい点もあります。ですが、販売されてしまえば、関係のない方がデザインが好きだからという理由でキーホルダーの感覚で持ち歩いてしまう可能性も考えられます。

また、おしゃれなグッズとしか思わなくて、周囲の人たちがヘルプマークの存在自体に気づかなくなってしまう懸念もあります。

自作には、メリットもありますが、デメリットもあるでしょう。

皆様はどのようにお考えでしょうか?

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